偏見でも何でもなく、
男(本当はオスと言いたい!)なら一度はコンクリート打ち放しの部屋に憧れるはず。
90年代のトレンディードラマでも観ていたし、アウトローな生き様ながら、世界に誇る日本人建築家・安藤忠雄だってコンクリートで勝負してる。
もちろん素材の雰囲気(艶や色合い、ピッチ跡)なんかも、やはり雄々しい。
なんと言っても、クールで強い(単純に硬いという意味で)って理想の男性像的。
しかし、部屋のご案内をしていると、コンクリート打ち放しの部屋って
「寒くないですか?」
「結露は大丈夫ですか?」
という質問をされることがありますが、ずばりこの場を借りてお伝えしたいことがあります…。
『寒くても結露しても、良いじゃない!!
だって、コンクリートなんだもの(相田みつを風)』
寒ければ服を着込んで、結露すれば雑巾で拭く。その分、このコンクリートの素材感を楽しむ事を優先するのか、どうかだと思います。
ただし、想像以上に、他のクロスが貼ってある部屋とは変わらないというのが実感。クロスが少し調湿効果や保温効果があるので、その分、体感が違う程度です。
そんな雄々しいコンクリート打ち放しの『SPACE TIMES』のレポートです。
個人的に夕方から夜にかけてのエントランスの雰囲気がとても気に入ってます。
上部は各部屋の窓の光を抑えつつ、入り口辺りに光をまとめていて、エントランスの温かみがグッと増しています。
建物上部の斜めに尖っている部分は、メゾネットタイプ(複層階)の部屋部分。数に限りがあり、空いているときはチャンス!
コンクリートと木材の組み合わせは、どことなく暖かい部分を感じさせてくれるところ。
キッチンから洋室方向の眺め。
一番奥が水廻り。こういった引き戸でつながっているタイプは部屋全体を換気させる時に、風が大きく流れて便利です。空間も広く感じられます。
どこまでもシンプルなデザイン。浴室には追い焚き機能が付いていたりと、充実の設備。もちろん24時間の換気システムもついていますよ。
コンクリート打ち放しに憧れがあるなら、一度は賃貸マンションで試してみるべきだと思います。
いざ、分譲マンションを購入する時や、家を建てる時に、その経験のある無しはとても重要。
住んでみて、やはり好きなのか否か。
でもやっぱり、コンクリート打ち放しは好きなんですけどね。
そんな『SPACE TIMES』のレポートでした。